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続々 イスラエル

<前回までのあらすじ>
僕が以前やっていユニットGIRAFFEでPV撮影のため、イスラエルまで行く事になった。なんとか入国はできたものの、百田留衣はイスラエルで怪奇現象にも似た出来事に遭遇する。。


撮影は順調に進んでいた。遺跡に行ったり、世界一塩分濃度が高い湖「死海」に行ったりと、半分旅行に来た気分で楽しみながら撮影していた。特に死海は興味深いところだった。よく教科書などで、水に浮きながら本を読んでいる写真を見た事があったが「ほんまに浮くの~?」と疑りながら、死海へ足を踏み入れた。裸足で。。

すると今まで感じた事のない浮力に驚いた。足を水底に沈める事が困難なのである。2、3歩進んでみると立っていられずに、転んでしまった。そして僕は水に浮かんだ。そして腕にあったスリ傷に激痛が走った。「なんじゃぁ!」僕は急いで湖から出た。スタッフ達はケタケタ笑っている。こんな水に入れるかい!ましてや浮きながら本を読むなんて無理無理。。でも死海に入るのはダイエット効果があるらしく、しかも美容にいいらしい。なのでファットな白人のおじいちゃん&おばあちゃん達がプカプカと死海に浮いていたのが印象に残っている。

そして撮影も後半に差し迫ったある日(3日間ほどイスラエルに滞在した)の夜、ホテルで休んでいたらカメラマンとスタッフが部屋に入って来た。

カメラマン「留衣くんさぁ、ちょっと撮影に行かないか?」
留衣   「え?もう真っ暗ですよ、外は。。」
カメラマン「今日は満月だから、照明なしでもいけるし、幻想的な写真が撮れるよ」
留衣   「おお!いいですね!行きましょう」
スタッフ 「私も行きますよ。一応。何かあったら心配なんで」

そして僕らは3人で、イスラエルの夜の砂漠地帯へ車を走らせた。もちろん車は僕らしか走っていない。そして漆黒の闇である。「ほんまに撮れるんですか?写真?」不安げな僕をよそにカメラマンとスタッフは「大丈夫だよ」と僕を諭した。車で30~40分走ったところで撮影する事になった。車のヘッドライトを消した。最初は全く見えなかったが、徐々に目が慣れてきた。

やっと見えてきた景色は本当に幻想的だった。月明かりに照らされた砂漠はオーロラみたいな曲線を描いているようにも見えた。そして今いる僕の場所は砂山の上にいるみたいで、5歩も歩けば、下に落ちたら戻れなさそうな沢になっていた。

留衣   「す、すげぇな。。」
カメラマン「すごいでしょ。さ、準備するからちょっと待ってて」
留衣   「なんか聞こえる。。」

なんとも奇妙な動物の鳴き声が、砂漠に響いていた。一緒に同行してくれているスタッフ(女性)は完全に怯えている。無理もない。いつどんな動物に襲われてもおかしくない。そんな状態でも、さすがはカメラマン。たんたんと僕に指示を出して撮影を始めた。目は完全に慣れて、むしろ夜なのに明るいと思えるほどだった。ふと遠方に目をやると砂漠に凄い大きな雲が覆いかぶさっていた。

留衣   「あれスゴいなぁ」
カメラマン「おお。すごいね。ん?。。。」
留衣   「なんか、もの凄いスピードでこっちに来てるような。。」
カメラマン「やばいな。。。」

なんと大きな雲は、みるみるうちにこっちに向かって来ていた。僕らは身動きもできないまま呆然としていた。目の前まで雲が来ている。いや。霧か?。。と考えている間に、僕らは雲に飲み込まれた。その瞬間、僕らはズブ濡れになった。

全員 「おおおおおおおおおお!!!!」

僕らは猛ダッシュで車に乗り込んだ。だが車の中もシートもビショビショになっていた。「なんじゃぁー」幸い車のエンジンは掛かったため急いでホテルへ戻った。大慌てで現地のホテルスタッフに事情を話すと「夜になると霧が発生するんですよ。砂漠で生息している生き物達は、それを飲んで生きています。」と説明され、僕らは肩を撫で下ろした。


そんな色々な事があったイスラエル。僕は一生忘れられないだろうな。そしてもう一回行ってみたい国である。今度は旅行で行ってみたいね。

イスラエル   完! (長かった。。。)

  1. 2005/10/04(火) 22:33:03|
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  3. | コメント:11
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コメント

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  1. 2005/10/04(火) 23:03:00 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

別世界

入ったことが無い者には想像しかできない話です。
死海はほんとに、浮くんですね。
不思議な感覚なんでしょうね。

夜の砂漠で撮った写真はどんなのだったのでしょう?
すごいんだろうなぁぁぁぁ。
  1. 2005/10/04(火) 23:24:09 |
  2. URL |
  3. aona #-
  4. [ 編集]

お疲れ様でした(笑)!!

イスラエル3部作、ついに完i-199ですねi-236面白かったi-237

月明かりの砂漠って、とってもロマンチックですねi-233日本では、体験できない事ですね。良い経験になりましたねi-189
死海かぁ、ダイエットにいいのかぁ。よし(笑)

死海といえば。万博のヨルダンの死海の水が、愛知の岡崎城西高校(だっけ?)の文化祭へ提供されたんですって。もう、終わったんだっけかな?皆、留衣さんみたく、「痛いっ!!」とか言いながら、ぷかぷか浮いたのかもしれないですね(笑)
  1. 2005/10/04(火) 23:26:02 |
  2. URL |
  3. ひろ #mQop/nM.
  4. [ 編集]

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  1. 2005/10/04(火) 23:26:43 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

ほほぅ

自然ってすごいですね~
カナヅチなので浮くだけでもありがたいなと思ってみたりv-227
月と砂漠の神秘的な光景も見てみたいです

寝る前にチェックしにきてよかった~
これでぐっすり眠れます(いつも通りですけど・笑)
  1. 2005/10/05(水) 01:23:32 |
  2. URL |
  3. again #R9srEaqY
  4. [ 編集]

すげぃ。

なんかすげぃねぇー。
すげぃ素敵な貴重な体験で、うらやましーww
むっちゃ食い入るよぅに読んだわー。
『真夜中の砂漠』とか、一般ピーポなアタシなんかがなかなか体験できるコトじゃないけど、百ちゃんの想像力を掻き立てるよぅな文面のおかげで『妄想』の中で“疑似体験”でけた気分。笑。
フゥ~☆
Thanks!!!
  1. 2005/10/05(水) 02:04:47 |
  2. URL |
  3. ちあき #wUpZTPhQ
  4. [ 編集]

完!

とても貴重な体験したんですね~。
死海、砂漠、大きな雲の正体の霧の話もみんなびっくりしました。
死海で人が泳いでるなんて思ってもなかったです…。
こんなふうに実体験の話を聞けることなんて、あまりないから
私たちも貴重な体験しちゃったかな?(笑)でもちょっぴり怖かった!
今回は、のび太くんの出番はありませんでしたね!(おやすみなさい☆)
  1. 2005/10/05(水) 02:19:45 |
  2. URL |
  3. トミィ #-
  4. [ 編集]

読みながらハラハラしちゃいました~(^_^;)

月の光だけで見渡せる砂漠…きっとホントに幻想的なんでしょうねぇ。
東京じゃライトがない場所なんて無いですもんね。
月の明るさって言うモノを実感してみたいなって思いましたe-322

素敵なお話をありがとぅっっ☆☆☆
  1. 2005/10/05(水) 02:37:43 |
  2. URL |
  3. あゆり #VEIOABK.
  4. [ 編集]

ついに完結。

ようやく読み終えたところですっ。
ものすっごい、貴重な体験をされてたんですねっ。


それにしても。死海ってホントに浮くンですね。
カナヅチな私には夢のような体験だろうなぁ・・・。

  1. 2005/10/05(水) 21:35:18 |
  2. URL |
  3. こし #-
  4. [ 編集]

事実は小説よりも奇なり

そしてそういう体験は、
時間が経つほど心に色濃く残りますよね。

ワクワクしながら読ませていただきました。
読んでいて、その情景がすんなり頭に浮かび、
イスラエルの世界を疑似体験することができました。

んー、ドキドキの小旅行だった♪♪♪

るいくんの文章力に改めて感動☆
  1. 2005/10/05(水) 23:00:14 |
  2. URL |
  3. のぞみ #YjTMmlic
  4. [ 編集]

月の~ 砂漠を~♪

歌詞はあやふやですが、ずいぶん昔の歌があたまに流れてきました。

幻想的ですね。


  1. 2005/10/08(土) 10:42:03 |
  2. URL |
  3. やっさん(大阪市) #-
  4. [ 編集]

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